看板業界とは

営業力に無関心

看板屋さんと聞くと、普通の人はいまだに「ペンキと刷毛で絵や文字を書いてる人」
といったイメージがあるのではないでしょうか?
日本において「看板屋」と言うと、
・広告代理店
・店舗装飾業者
・看板製作会社
の3者に分類されると言えます。
その中でも「看板製作会社」は圧倒的に他の2者からの下請け、もしくは「大手看板製作会社」からの下請け仕事がほとんどです。
トップページで触れた「看板屋さんが看板を出してない」理由はまさにこの為です。

看板製作会社のほとんどは零細企業、個人事業主(一人親方)なのです。
これらの人たちは、いわゆる「ペンキと刷毛で絵や文字を書いてる人」のこだわりを持ち続けている「職人」さんか、 特定の親会社と長い付き合いがある「コバンザメ会社」です。

現在では、前者の「職人肌の職人」は、ほぼ壊滅状態です。
一昔前までは、文字や絵を描くのが上手な職人は重宝されましたが、パソコンやカッティングマシン、 大型インクジェットプリンタの導入で、誰でも文字や絵を使った看板ができるようになったのです。
※おかげで業界全体の技術は低下していると言えます。

後者の「コバンザメ会社」は親会社にくっついていれば自然と仕事が入ってくるので、自ら営業努力をしていません。
さらに、一人親方はコバンザメ会社にくっつくことで、現場仕事の応援などで収入を得ています。
「職人肌」ではなくても、根は職人なので「営業マン」や「会社経営」のセンスは無いんですね。

ちょっとガックリきましたか?

いやいや、だからチャンスだととらえましょうよ

・看板の発注が「上から下へ」「大から小へ」という流れになっている
・機械の発達でだれでも看板を作れる
と言うお話をしましたが、これだけ町にあふれている看板の全てがそうでしょうか?
仮にあなたがもし看板を作ろうと思った時、どこにお願いすればいいですか?すぐには思いつきませんよね?

実は個人商店のオーナーさんや多くの会社の責任者も同じなのです。

看板を作りたいのに、肝心の看板屋さんからのアプローチがない。

結局看板屋さんも「営業力」が必要です。実際、働いていた看板屋さんから独立して開業した人よりも、 看板と無関係の営業マンが脱サラして好きで始めた看板屋さんのが成功している場合が多いのです。
「絵を描くのが好き」「モノ作りが好き」なら、それを商品にする営業力は必須です。
独立を目指す方も「仕事をもらう」感覚は捨て「仕事を取る」という気持ちを持たないと正直キビシイですよ。

じゃあ、具体的にどうするのよ?

はい。順を追って説明いたします。
次章からは、現在看板屋さんで働いてる方はすでに知っている事柄ですので「求められる技術」の章あたりまで飛ばしていただいて結構です。時間は大切ですからネ。

ゼロから看板屋さんを目指そうと言う方は、時間を使ってでも読んでみて下さい。なーに、短い文章ですよ。