看板製作の仕事を受注するには

顧客のニーズを考える

前項まででもたびたび触れてきましたが、仕事を受注するには、一にも二にも「営業力」です。
もちろん商品としての「技術」が優れていなくては売れる物も売れません。
前項で、看板を作る仕事については書きましたので、この章では「看板をデザインする仕事」について述べたいと思います。
前章までで、いろんな看板屋さんの業態を説明しましたが、自分の目指す業態がどんなものかによって求められる技術が異なります。

看板の存在意義

売上アップ、イメージアップ

看板や、それを含んだ店舗デザインは、デザイナーの自己満足で作る物ではありません。
優れた看板デザインは「右脳に訴えかける看板」です。インパクトのある(決して派手にすると言う意味ではありません)ビジュアルイメージと、 他社との差別化を謳ったコピー、見た人を受動的から能動的に動かす内容です。
いくらセンスの良いデザインをプレゼンテーションしても、それ単体では顧客の満足する効果(集客アップに即決すること)は望めません。
看板デザインで重要なのは、ズバリ「コンサルティング」です

まず、街中の看板をよく見ましょう。店舗看板が教材にはもってこいです。
自分がその店舗に行って商品を購入するプロセスを考えてみて下さい。
公共交通機関で行くのか、車で行くのか、どちらの場合でも、まず、その店舗までの的確な誘導ができているか、 看板が興味を惹く内容であるか、車で行くなら駐車場の案内はわかりやすいかなど、チェック項目はたくさんあります。
店舗についたときのイメージはどうでしょう?
商品内容はわかりやすいか、入口は入りやすくなっているか、店内の情報はどうか、また来店したいと思うか。

そのような目で看板を見ると、必ずなんらかの欠点が見えてくるはずです。

それがわかれば看板受注のチャンスです。逆に言えばそれがわからなければ看板のデザインはできないはずです。
見栄えの良いデザインを提示して「見た目が良くなります」ではなく、
この看板にはこういう意味がありこういう効果がありますと、具体的なメリットを提示することが大切なのです。

看板デザインは単体にあらず

一つの店舗でも複数の広告媒体があります

近隣から的確に店舗まで誘導するための野立て看板
通行者に店舗の存在を示す突出し看板
店舗のメインであるファサード看板
メニューなどサービス内容を謳ったスタンド看板
他にものぼり旗やのれん、提灯なども有効な広告ツールです。
それらを総合的にデザインすることが、看板デザイナーに求められる仕事です。

あたりまえだと思った方いますか?

もしいたら自信を持って下さい

多くの看板屋さんがある中で、このような提案を出来ている会社は非常に少ないのが現状です。
また、顧客も看板の効果については良くわかっていません。と言うよりも看板屋さん自体が看板の効果をわかっていないのです。
驚きですが、これが看板業界の現状です。
だからこそ、志のあるあなたにとっては独立、開業のビジネスチャンスといえる業界なのです。