看板屋さんは何でも屋?

次に家の外に出る機会があれば、目に見える看板を全て見てみましょう

ひとくくりで「看板」と言っても様々な物がありますね。
スーパーやアミューズメント施設などの屋内にある表示も(窓のシート文字からトイレのマークまで)看板屋さんが作ってます。
屋外においては、文字だけの看板、ネオンサイン、スタンドサイン、屋上広告塔、立体造形物、LEDを使った大型看板。 細かいところでは提灯やのぼり、のれんも看板です。
「はたして自分はこんなもの全部作れるんだろうか・・・」心配ですね。

心配することはありません。なぜなら「全ての看板を自社でできる者などいない」から。

最大手と言える看板製作会社でも、全てを自社で製作できるところは無いでしょう。
「看板屋」とは細分化された専門家の会社です。
それぞれの会社が、自社の得意分野に特化して仕事を行っているのです。

「それじゃあ結局下請け?」
厳密に言うと(商法で言うと)「請負」にはなりますが、業界内では「外注」と呼んでいます。
売れっ子の外注先になるには、それが何であれ「得意分野」を持ってなければいけません。

自分の得意分野って何??

それを決めるのはあなた次第です

無責任な言い方ですが、看板屋さんとして、あなたが何をやりたいかです。

例えばこんな外注先は重宝されます。
「鉄骨屋」重量物の溶接、アルミ、ステンレスなどの特殊溶接も行ってくれる。
「ネオン屋」看板業界で一番電機に詳しい。ネオン曲げは専門業者でなければできない。
「印刷屋」紙媒体ではなく、のぼり、のれん、日よけ幕など布地の専門印刷工場。
「アクリル屋」樹脂を曲げたり接着したりしてディスプレイを作る。プラモデルの延長みたい。
「立体造形屋」FRPやスチロールで立体造形を作る。モノ作りが好きな人あこがれの職業
「化粧板金屋」金属で立体文字を作ったり、公園や施設のオブジェやモニュメントを作る

・・・・・これらはいきなり個人で始めるには無理がありますね。
でも、これらの仕事に興味があるのであれば、まずは独立を考えず素直に弟子入りしましょう。

しかし、それだけが外注ではありません。
「書き屋」昔ながらの手書き文字を書きます。シャッターや凹凸のある壁面では今でも書き文字が多用されます。 筆を使ったデザイン文字も店舗看板や居酒屋メニューなどで流行!
「描き屋」こちらは文字ではなくて絵を書きます。若い方は知らないかもしれませんが、映画の宣伝看板などはペンキで絵を描いてました。
「貼り屋」とにかくシート貼り(カッティングシート、インクジェットシート)が上手い!3次曲面への貼り施工もこなします。
「施工屋」看板取り付けのプロフェッショナル!多人数での大型看板取り付けなどの現場では陣頭指揮も。現場を知り尽くしたプロ!高いところも何のその!
「デザイン屋」とにかく「美容院なら任せろ」とか「病院なら俺が」とか業種に特化したデザイン事例をたくさん手がけている人

これらなら、体と技術があればすぐにでもできます、、、かな?

えーー!?やっぱり何もないよ!

はいはい、すぐにあきらめてはいけません。

そういう方々にも道はあります!
看板屋さんは誰でもできます。、、、いや、可能性があります!

必要なのは「センス」だけです。いろんな意味でのセンスですよ。芸術性だけではありません。手先の器用さであり、応用力であり、 発想力であり、体力であり、さらに「営業センス」です。
少しでも看板に興味があり、このページを読んでいただいてる方であれば、何かは持っているはずです。
くじけずに次章からも読んでみて下さい。